DTPからフリーwebデザイナーになった人だけが得られるメリット




出版不況が叫ばれ、格安の印刷会社も増えている中、DTPの仕事に不安を覚えてしまいますよね。

印刷会社も倒産しちゃうし、単価も安い。でも、今さらWebデザイナーに転身なんて遅すぎる?

・・・いいえ、そんなことはありません!

実は私もDTPの経験があるので、断言できます。

印刷の現場で身につけたスキルは、あなただけの絶対に強力な武器になります!

年齢なんて、関係ありません。Web業界は深刻な人材不足ですので、そんな贅沢を言ってられない現実があります。

ここでは、DTPオペレーターのあなたがこれからフリーランスのWebデザイナーを目指すべき理由やメリットをお伝えしていきたいと思います。

DTPオペレーターがWebデザイナーへ転身するメリット

印刷業界に比べて単価が高く、稼ぎやすい

印刷業界は価格競争が激しいですよね。たとえばチラシの制作会社は格安プリント業者の台頭で、標準価格の業者が大きく稼ぐのが難しくなりました。

もちろん、Webにもそのような傾向がありますが「安かろう 悪かろう」という印象が定着しています。

実はわたしの主人は現役の組版職人(会社員)なのですが、急ぎの切り抜きの仕事があったので、そこだけ家で手伝ってもらったことがありました。

そのときに「これ、いくらで受けるの?」と聞かれ、いつもいただいている額を伝えたところ「そんなに払ってくれるの? Web業界は景気いいなあ・・・」とびっくりしていました。

誤解してほしくないのですが、私がいただいている切り抜きの作業料は、Web業界の中では標準的な値段設定にしています。

それでも印刷業界に比べたらびっくりするほど差が開いている様子でした。

これは、切り抜き作業以外にも言えることです。

Web制作の現場では、サイト一式の制作以外にも、サーバー設定費用やテキストの流し込み、作図などピンポイントでの依頼も多いのですが、それぞれの単価が印刷業界よりも高めです。そのためリピーターを獲得できれば、長期間に渡って大きく稼ぐことができます。

まじめに仕事に取り組めば、価格競争には負けません。

こんなこともありました。以前、お取引のあったお客様からのご相談です。

「実は経費をおさえたくて、ランサーズで見つけた安いデザイナーにお願いしたんだけど、連絡は遅いし納期は守らないし・・・もう一度お願いできますか?」

私は安い値段では請けていません。適正価格だと思っています。

けれどもお客様は、私よりも安い価格で受注しているデザイナーがいることを知り、依頼したところ、あまりの違いに驚き再度わたしのところへ連絡をしてくださいました。

つまり、まじめに仕事に取り組んでいれば、お客様は正当な対価をお支払いしてくれるということです。

Webは印刷に比べてデータがちいさいので、ハイスペックな環境を揃える必要がない

フリーランスとして自宅で作業をするときにも、ハイスペックなパソコンや書体などを用意する必要はありません。

なぜならWebでは印刷物にくらべて、ちいさなデータを扱うからです。

たとえば写真ひとつとっても、印刷物では「きれい」を優先しますが、Webではブラウザで速く表示されなければなりませんので「軽量化」を求められます。

そのためパソコンで扱うデータも、軽いものばかりです。

書体も数多くインストールしておく必要はありませんし、コードを書くときもテキストのみを扱うエディターがあれば済んでしまいます。

したがって印刷の現場で使うパソコンほど、ハイスペックなパソコンを用意する必要はありません。

もちろん、パワーのあるパソコンがあれば良いに越したことはありませんが、松竹梅の竹くらいのスペックがあれば、はじめは十分です。

自信を持って!DTP出身者にしかない強みがあります

文字組みの基礎が叩き込まれている

実はわたしも最初に入社した制作会社が印刷物をメインに扱うところでしたので、DTPにも関わっていました。

はじめは印刷についての知識がまったくなかったので、先輩方から文字組みの基礎を叩き込んでもらい、次第になんとかこなせるようになっていきました。

そしてDTPのいろはを身につけた後に退職し、転職先ではWebだけに絞って制作を開始したのですが、今に至るまでお客様からすごく褒めていただけることが「コンテンツがすごく読みやすい」という点です。

私は印刷の制作現場で身につけた文字組みの知識を、そのまま反映しているつもりなのですが、たしかに見回してみると読みづらいWebサイトが多いんですよね。

紙とは異なり、Webは表示できる書体の種類が制限されるため、余白の設け方やサイズの強弱でページを整えるようにしています。

DTPの現場では当たり前のことばかりですが、Web業界では「文字組み?なにそれ?」状態。文章を読みやすくなるように出来るだけでもデザインに違いをもたらせます。

また、レアケースかもしれませんが、ひとつおもしろい例をご紹介しますね。

業務委託を受けている制作会社から「ほかのデザイナーさんに作ってもらったサイトが読みにくいので、読みやすいように整えてもらっていいでしょうか・・・」なんて仕事が入ることがあるんです。

こういう時は文字組みのリズムが淡白で、とてもじゃないけど全部読めないんですよね。

文章が読みづらいってストレスでしかありませんし、クライアントもページを閉じられてしまっては商機を逃す深刻なことです。

私は高度なプログラムが書けるスキルはありませんが、文字組みができることだけで高く評価してもらえるんです。それほど文字組みって、大きな強みになるんですよ!

DTPオペレーターがWebデザイナーになると有利になるスキルって?

お気づきですか?印刷業界出身のみなさんは、実は特別な武器を持っていることを。DTP出身の方が、特に得意としている分野をご紹介します。

ランディングページを作るのが圧倒的にうまい

ランディングページをご存知ですか?簡単に言うと、セールス用に制作される縦長1枚で完成する広告ページです。

楽天市場に縦にものすごく長いページを見かけますよね。あのようなページのことをランディングページと言います。

ランディングページはチラシ的な要素がありますので、印刷デザイン経験者が作ると完成度が高い印象があり、実際に印刷経験者がたくさん活躍されています。

ランディングページの制作費は10万円~であることが多いので、案件を獲得するごとに大きく稼げるようになりますよ!

Webデザイナーに転身するための必勝法とは?

DTPオペレーターからWebデザイナーへ転身する準備としてオススメなのは、やはり学校へ通って直接学んでしまうことです。

書籍を利用して独学するのも悪くないのですが、カタカナ系の専門用語が多く、ITの基礎知識も必要なので、都度質問できる人が側にいた方が学びのスピードが速いです。

また、学校によっては就職を斡旋してくれるところもあるので、いきなりフリーを目指すことに抵抗がある方はそのようなスクールを選ぶのが良いでしょう。

たとえば、オンラインで受講できるマンツーマン形式のスクールを選べば、わからないところを深く掘り下げて聞くことができますし、夜遅くまで受講できるところもあるため、仕事をしながらWebのスキルを身につけることができますよ!

印刷の仕事も経験しましたが、Webの方が本当に楽しいですし、この仕事を選んだことに誇りを持っています!年齢なんて、本当に関係ありません。ぜひチャレンジしてくださいね。